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上席研究員リスト

谷本 正幸(タニモト マサユキ)

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経歴・プロフィール

1976 東京大学大学院工学系研究科博士課程電子工学専攻 修了
1976 名古屋大学工学部助手
1979 同工学部講師
1984 同工学部助教授
1991 同工学部教授
1997 同大学院工学研究科教授
2012 同定年退職・名誉教授、名古屋産業科学研究所上席研究員
学位 工学博士
教育 画像情報工学、ディジタル信号処理、電気・電子回路、電気・電子数学
学会 映像情報メディア学会名誉会員、電子情報通信学会フェロー、IEEE Life Fellow
研究 20 世紀に出現したテレビは、遠隔地のシーンを居ながらにして見たいという私たちの夢を実現しましたが、それはカメラの位置という
限られた視点でしか見ること ができないものでした。21世紀に入って10 年経ち、デジタル化、超高精細化、3D化という今後の映像
メディアの方向性が固まってきました。私たちは 3D映像メディアの研究を推進し、世界に先駆けて究極の3D テレビである自由視点
テレビを開発しました。  自由視点テレビ(Free-viewpoint TV, FTV)は、これまでのテレビの制約を打ち破り、あたかもその場に
いるかのように、自由な視点から3次元シーンを見ることができる映像メディアです。無限 個の視点を持つFTVは、2眼式や多眼式の
3Dテレビを遥かにしのぐ究極の3Dテレビと位置づけられ、世界の映像メディアの頂点に立っています。私たちは 撮影から表示に至る
FTVシステムを構築するとともに、映像技術の国際標準化組織であるMPEGにおいて、FTVの国際標準化を推進しています。 MPEGにおける
FTV標準化の第一フェーズでは、多視点映像符号化(MVC)の標準化を行い、ブルーレイ3Dディスクに搭載されました。FTV標準化の
第二フェーズで は、眼鏡なしの多眼式3Dを実現する3Dビデオ(3DV)の標準化を行いました。現在、FTV標準化の第三フェーズとして、
眼精疲労のない超多眼3Dと 3D空間のフリーナビゲーションを実現するFTV技術の標準化を推進しています。東京オリンピックでの
実用化を目指しています。
これらの研究に対して、新技術開発財団 市村賞貢献賞、電気通信普及財団賞、テレビジョン学会 論文賞、
IEEE Intelligent Vehicles Symposium 2001, Outstanding Papers in Interactive Session Award、東海電気通信管理局長表彰、
3次元画像コンファレンス優秀論文賞、電子情報通信学会 業績賞、電子情報通信学会 フェロー、映像情報メディア学会
名誉会員・フェロー、 IEEE Life Fellow、文部科学大臣表彰 科学技術賞、 IEEE International Workshop on Multimedia Signal
Processing 2008, Best Paper Award、映像情報メディア学会 功績賞などを受賞しました。
講演/話題
リスト
自由視点テレビ-世界最先端の映像メディア-(専門技術者向き)
関連技術 画像情報圧縮、画像処理、3次元映像
活動実績
メッセージ
など
特記事項
郵政省 電波技術審議会専門委員、郵政省 電気通信技術審議会専門委員、通信・放送機構 大規模双方向CATV研究開発
総括責任者、東海ニューメディア懇談 会(平成11 年2月より東海情報通信懇談会)幹事長、通信・放送機構 異種ネットワーク
間高速接続技術研究開発プロジェクトリーダ、東海受信環境クリーン協議会 技術 部会長、電子情報技術産業協会(JEITA)FTV
委員会委員長、超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)アドバイザリコミッティ委員、 MPEG FTVアドホック
グループ議長など。
映像情報メディア学会会長、映像情報メディア学会技術委員会委員長、電子情報通信学会評議員、東海支部長、編集顧問、
通信方式研究専門委員会委員長、画像符号化シンポジウム運営委員会委員長などを務める。

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