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講師紹介

八田一郎 (はったいちろう)

八田一郎 (はったいちろう)
経歴
  • 2002年 名古屋大学名誉教授
  • その後、福井工大教授、高輝度光科学研究センター特別研究員を経て、
  • 現在、名古屋産業科学研究所上席研究員

講師プロフィール

私たちは好むと好まざるとに関わらず‘エネルギー’無しには生活できない。此処に至っては避けて暮らすことはできない。 暗くなれば灯りをともす。寒いと言ってはエアコン、石油ストーブ、オイルヒーターやコタツを使い、暑いと言ってはエアコンや扇風機を使う。 遠くへ行きたいときには、バス、自動車、電車や飛行機を使う。 使いやすさや活用の多様性の点からエネルギー源として電気が占める割合が圧倒的に多い。 ところが電気は地球上の資源としてある訳では無く、例えば、化石燃料を燃やしその熱で湯を沸かしタービンを回し、熱エネルギーを電気エネルギーに変換して使う。 回りくどいエネルギーの使い方をしている訳である。 一方、熱エネルギーの直接大規模活用はワットの蒸気機関に始まり歴史は古いが、動力源として自動車や飛行機のエンジンに使う等と限られている。 根源エネルギーである熱エネルギーの有効活用は地球上の私たちにとって最重要課題の一つである。熱に関わる現象として相転移がある。 0℃で水が水蒸気になる相転移は蒸気機関で使われている。超電導リニアも低温での相転移を使っている。 光ディスクのCD-RWでも常温での相転移を使っている。 肉料理は100℃辺りのタンパクの熱変性が関わっており、どういう働きをしているか分かっていないが皮膚角層は40℃で相転移を起こす。 また、昨今断熱が話題になっている。家で言えば、窓ガラスや壁の断熱性能を如何に上げるかが課題である。 一方、半導体素子中で発生した熱を如何に逃がすかも課題である。

講師からのメッセージ

小グループの方を相手に話すことが好きである。それも対話をしながら話題を絞り相手に合わせて話を発展させるというブレーンストーミング・スタイルが好きである。

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