研修の情報を知りたい中部ハイテクセンター CHC

  1. TOP
  2. CHC(中部ハイテクセンター)
  3. 講師紹介
  4. 大里齊

講師紹介

大里齊 (おおさとひとし)

大里齊 (おおさとひとし)
経歴
  • 名古屋工業大学プロジェクト教授
  • 名古屋産業科学研究所上席研究員

講師プロフィール

略歴:1970名工大窯業工学専攻修士修了、1970-2008名工大・助手-教授、1984 論文博士(東大、鉱物学教室)、2008同物質工学定年退職、2009-2012湖西大学校(韓国・牙山)教授、2008-現在:名工大プロジェクト教授
主な研究経歴:1983-1984文部省内地研究員(東大:結晶構造解析)、1993-1994文部省在外研究員(米国ノースウェスタン大学:GaNのエピタキシャル成長)、1970-1990メタ珪酸塩の結晶化学、1990-現在 マイクロ波誘電体の材料設計、1997-2004ランガサイトの構造と特性、1995-2008積層コンデンサの結晶学的解析、2000-2009鉛フリー圧電材料の探索、2002-2003地域新生コンソーシアム「次世代高Q・低誘電率マイクロ波誘電体セラミックス部材の研究開発」プロジェクトリーダ(PL)、2005-2007 NEDO「マイクロ波・ミリ波誘電体及びデバイスの研究開発」PL、2001-2008マイクロ波誘電体及び関連材料研究会(名工大研究協力会及び日本セラミックス協会共催)代表
趣味:(1)ボランティア:名古屋市島田湿地の保全活動25年、(2)2010 COP展:“世界から生物多様な周伊勢湾へようこそ!パンフレット、(3)2011-2012日韓セラミックスセミナー:“江戸時代の朝鮮通信使と技術交流”、“日本の磁器のルーツ”
座右の銘:基礎的な研究が応用に結びつく、限界をつくるな、為せば成る

講師からのメッセージ

“基礎的な研究が応用に結びつく”をモットーに教育研究を行ってきました。私は工学部出身で、理学博士号を結晶構造解析で貰いました。この基礎的研究をエレクトロセラミックスの世界で、結晶構造と特性の相関を導き、材料設計に活かしてきました。工学の知恵でセラミックスを合成し、特性を測定。理学の知恵で単結晶の構造解析を実施。両者の相関を導き新規の材料の設計指針を得てきました。学問のための学問にならないように、企業との共同研究を進めてきました。企業と同じ研究をしてはなりません。企業は企業の得意な面を担当し、大学は学問に立脚した研究を進めることが肝要です。それでこそ、新しい知見が得られます。新しい知見は積極的に論文にして、人材育成の場とも為し、論文博士を育成もしました。(日本セラミックス協会誌2008年4月号随想参照。)人の能力は無限です。学習により脳のシノップスは繋がり、思考により組織化されます。問題の解決は、静かな思考により、シノップスが思わぬ所と繋がり、達成されます。いわゆる、ひらめきです。問題にぶつかったら、頭を静かにして、考えに考え抜いてください。

このページのトップへ